2020年2月のひとりごと
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2024-02-23T13:35:35+09:00
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2020-01-06T00:00:00+09:00
伊予歩き遍路日記6
https://www.hinomine-mrc.jp/pages/56/detail=1/b_id=430/r_id=124#block430-124
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<div><strong>11</strong><strong>月</strong><strong>2</strong><strong>日(土)晴れ時々曇り</strong></div>
<div> 令和になり最初の歩き遍路に出かけた。今回は2泊3日でJR伊予西条駅から雲辺寺の登り口の池田町佐野までを歩いた。暑くもなく寒くもなくの3日間、良い天気だった。10:30にJR伊予西条駅を出発し、国道11号線やそれに沿った遍路道を歩いた。昼食は持参したおにぎり弁当をスーパーマーケットの休息コーナーで食べた。</div>
<div>西条市から新居浜市、四国中央市を歩いたが、遍路道沿いは住宅が多く人口は多いように感じた。ただ遍路道を歩いていていつも思うことは、どこに行っても人の住んでいない空き家が目立つということだ。四国中央市関川という所まで進んで、16:00頃に歩きを終了し、タクシーを呼んで宿泊するJR新居浜駅前の小さな大浴場があるビジネスホテルまで送ってもらった。</div>
<div>49日目:JR伊予西条から四国中央市関谷まで20km, 31.000歩</div>
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<div><strong>11</strong><strong>月</strong><strong>3</strong><strong>日(文化の日)曇り</strong></div>
<div> 8:00に四国中央市関川から歩き始めた。国道11号線に沿った遍路道を約12km歩き、伊予三島寒川町(さんがわちょう)の辺りで神社の入り口に座って昼食を摂った。途中のコンビニで買ったサンドイッチを食べた。しばらく歩くと遍路道は松山自動車道をくぐり、自動車道に沿って2.5km進んだ戸川公園の辺りから、いよいよ三角寺のある平石山の登りとなった。三角寺は標高353mの高さにあり、1795年(寛永7年)この寺を訪れた小林一茶が感嘆して「これでこそ 登りかひあり 山桜」と詠んだといわれるが、今までいくつかの遍路転がしをクリアしてきた私たちにはこの登りはどうってこと無かった。</div>
<div><strong>第</strong><strong>65</strong><strong>番札所三角寺</strong></div>
<div> 伊予の関所寺で子授け祈願で人気があり、多くの女性が訪れている。72段の急な石段を上り山門にたどり着くと鐘が釣られている。この鐘を撞いて境内に入った。88か所の中で山門に鐘あるのはこの寺だけだそうだ。大師堂、薬師堂はここから少し上にあり、大師堂の横には立派な延命地蔵尊が立っている。弘法大師はこの寺で21日間の秘法を修したといわれるが、その際の三角形の護摩檀の跡が本坊にある三角の池で、寺名もこれに由来しているそうだ。</div>
<div> 三角寺駐車場までタクシーを呼び、JR伊予三島駅まで送ってもらい、特急しおかぜに乗りJR新居浜駅で降り、歩いて昨日と同じホテルまで帰った。</div>
<div>50日目:四国中央市関川から第65番札所三角寺まで20km, 36.000歩</div>
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<div><strong>11</strong><strong>月</strong><strong>4</strong><strong>日(月)曇り時々晴れ</strong></div>
<div> 昨日と同じ交通機関を利用し三角寺駐車場まで来て、そこを8:00に出発した。狭い自動車道を3.5km下った所で県道5号線と交差したが、県道を5~6分下った所で遍路道からずれているのに気が付き引き返した。ゆらぎ休息所を右折するのが遍路道なのだが、うっかり遍路マークを見落としてしまった。しばらく歩くと遍路道は高知自動車道をくぐり1.3kmほど進むと番外札所常福寺(椿堂)のところで池田に向かう国道192号線に出た。国道192号線は四国自動車道ができる前に、松山までよく利用した道路であり懐かしかった。</div>
<div> 2.5km歩いて川滝町にある立派な遍路小屋で休憩し、山を眺めながら昼ご飯を食べた。しばらく進むと県境を越えるところまで来た。県境を越え得るコースは、標高340mの峠を越える旧来の遍路道、頂上車道まで標高差400mの登り坂の境目トンネルを抜ける国道192号線、国道分岐を右に行く距離は長いがゆるやかな登り坂の3つのコースがあった。私たちは境目トンネルを抜けるコースを選んだ。長さ855mのトンネルは車の激しい騒音と風圧で、まさに修行であった。雲辺寺の登り口の池田町佐野で今回の歩き遍路を終了した。JR阿波池田駅までタクシーで行き、特急剣山でJR徳島駅まで帰り、16:00には自宅まで帰ってきた。</div>
<div> 今回の第65番札所三角寺で21日間かけて歩いた伊予路「菩薩の道場」を打ち終え、次回からはいよいよ讃岐路「涅槃の道場」を打つことになる。</div>
<div>51日目:第65番札所三角寺から池田町佐野まで13.5km, 28,000歩</div>
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