2020年4月のひとりごと
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2024-02-23T13:35:35+09:00
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2020-04-01T00:00:00+09:00
讃岐歩き遍路日記1
https://www.hinomine-mrc.jp/pages/56/detail=1/b_id=439/r_id=126#block439-126
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<div><strong>3</strong><strong>月20</strong><strong>日(春分の日)晴れ</strong></div>
<div> 讃岐路「涅槃の道場」を令和2年の春分の日にスタートした。今回は2泊3日で雲辺寺登り口からJR多度津駅まで歩いた。JR阿波池田駅からタクシーで雲辺寺登り口の池田町佐野まで行き,8:30から歩き始めた。涅槃の道場の始まりである66番札所雲辺寺は徳島県三好市池田町白地にある。雲辺寺は四国88か所の中で標高が最も高い位置にあり(本堂が標高900m付近)、急勾配を2時間半かけてゆっくりと登った。歩き始めがいきなりのきつい登りであったのでかなり厳しい修行となった。</div>
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<div><strong>第66</strong><strong>番札所雲辺寺</strong></div>
<div> 四国高野と呼ばれ,大勢の僧侶たちの学問道場として隆興を極めたとのこと。仁王門を通り広大な境内に入ると,本堂,大師堂,護摩堂,鐘楼などが建ち並んでいた。持仏堂の脇には茄子の形をしたブロンズ製の腰掛があり「おたのみなす」と記されていたので、そこに座って祈願した。境内に向かう参道には五百羅漢像が建ち並び,その表情は一体ごとに異なっていた。雲辺寺は悪行を償わなければ先に勧めない関所寺の一つだが,私たちはここもクリアできた。</div>
<div> 雲辺寺からはひたすらの下り坂で2時間かけて,やっと麓についた。下り坂になるといつも私は膝が、連れ合いはふくらはぎが痛くなる。</div>
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<div><strong>第67</strong><strong>番札所大興寺(だいこうじ)</strong></div>
<div> 地元では小松尾寺の通称で知られているそうだ。四国一大きいといわれる仁王門をくぐると,弘法大師お手植えで樹齢1200年の榧(かや)と楠(くすのき)の老樹が並んでいた。本堂には何本もの願いを書いた赤いろうそくの火がゆらめき,これは七日燈明とよばれ7日間ろうそくを灯し祈願してくれる。</div>
<div>今日は、大興寺から歩いて1時間ほどの所にあるかんぽの宿に宿泊した。夕食は手の込んだ料理が出てきて美味しかった。</div>
<div>第52日目:池田町佐野からかんぽの宿まで19km、38,000歩</div>
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<div><strong>3</strong><strong>月21</strong><strong>日(土)晴れ</strong></div>
<div> かんぽの宿を8:00に出発し,1時間半かけて県道6号線を歩き、四国霊場唯一の一山二霊場の神恵院と観音寺に到着した。</div>
<div><strong>第68</strong><strong>番札所神恵院(じんねいん)</strong></div>
<div> 仁王門を通ると石段を上り,広い境内に入る。ここにも大きな楠(くすのき)があり,これを挟んでコンクリートと白木を組み合わせたモダンな建物の本堂がある。回遊式立体庭園である巍巍園(ぎぎえん)はツツジの名所としても有名であり,また6月には参道をアジサイが埋め尽くしアジサイ寺となる。境内の隅には納経所があるが,観音寺の納経所も同じ場所に置かれていた。</div>
<div><strong>第69</strong><strong>番札所観音寺</strong></div>
<div> 地元の人々から「おかんおんさん」と親しく呼ばれている。山門は神恵院と同じで二つの寺の名前が書かれていた。本堂は室町時代に建てられて国の指定重要文化財になっている。鐘楼の四隅に龍を配した雲海模様の彫刻もみごとで,横柱の間には天邪鬼(あまのじゃく)の彫り物があり,屋根を両手で支えているように見える。境内にある茶屋で温かい甘酒を頂いた。</div>
<div> 観音寺を出てから財田川沿いを歩いた、堤防には水仙の花がたくさん植えられており気持ちよく約1時間歩いて本山寺に着いた。</div>
<div><strong>第70</strong><strong>番札所本山寺(もとやまじ)</strong></div>
<div> 弘法大師が一夜で建立したとの伝承を持つ,一夜建立の寺である。本堂は国宝で一重の本瓦葺き,円柱の珍しい仁王門は国の重要文化財,明治末期に建立された美しい五重の塔は本山寺のシンボルである。本尊は馬頭観世音菩薩で,境内に実物大の二頭の馬の像があった。</div>
<div> 次の札所弥谷寺までの歩きは3時間半を要した。弥谷寺は標高382mの弥谷山の中腹にあり,540段の石段が続き,遍路泣かせと言われる。前回歩いた時には、途中に名物の俳句茶屋があったが、今回は老朽化のために改修中であった。</div>
<div><strong>第71</strong><strong>番札所弥谷寺(いやだにじ)</strong></div>
<div> 仁王門から石段を上がっていくと大きな藪椿と並んで金剛拳菩薩が立っていた。大師堂裏にある奥の院は,弘法大師が子どもの頃に修行を積んだとされる獅子の岩屋がある。納経所は大師堂の中にあった。大師堂からさらに奥の石段を上がってゆくと,岩壁に浮き彫りの石像,阿弥陀三尊摩崖仏がある。その先に,背後に岸壁からせり出すように本堂が建っていた。本堂までの石段が160段あり最も長くて一番きつかった。</div>
<div> 今日は、弥谷寺を下った所にある天然いやだに温泉の宿泊施設に泊まった。</div>
<div>第53日目:かんぽの宿からいやだに温泉まで22.5km、40,000歩</div>
<div> 3日目の讃岐歩き遍路は、5月のブログで報告します。</div>
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